最近の山歩き



夏焼城ヶ山 なつやけじょうがやま (889m) 愛知県(稲武)
岩伏山 いわふせやま (983m) 愛知県(茶臼山高原道路沿より)
99.11.14 晴     同行者3名

写真タイトル
国道沿いで写真を撮る人たち
 愛知の山が三度続いた。愛知の山はショートコースが多く、一日一山では何となく物足りないことが多い。それに近隣にハイキングコースが集中しているのも特徴だ。今回もノンビリ歩きであったが、二山を歩いてきました。
 香嵐渓が紅葉の季節なのでグリーンロード枝下インターを出て迂回し、足助を通らずに稲武に出る。(この時期は迂回道の立て看板が要所に出ているので、迷うこともない)153号から茶臼山高原方面257号に右折すると、すぐに「大井平公園・夏焼城ヶ山」と道路標識の出ている所を通る。ここが登山口だ。

 夏焼城ヶ山には、いくつかのコースがあるが、この大井平公園からのコースが一番長い。といっても遊歩道で山頂まで1時間20分と公園の案内板に出ていたがショートコースである。この大井平公園前の国道両側は紅葉の名所のようで、朝から大勢の人が見物に集まっていた。今が見頃でモミジが真っ赤に染まって、最近歩いた山の上で見る紅葉より、はるかに美しい。

 紅葉は公園周辺のみで、登りはじめると植樹林に変わりジクザグの道となるが、直ぐに林道に出る。この林道を右へ1500mほど歩く。最初は緩い登りだが途中からドンドン下り道となるので本当に山頂に続くのか不安になる。途中、153号からの登山道と合流するが、そのまま林道を行くと左手に夏焼城ヶ山への標識の出ている所に着く。

 ここからまた山道となるが山頂に近付くにしたがい斜面は急になり、遊歩道とは呼べないような登りだ。山頂はやや平たんになっていて、山名にもなっているように山城の跡がある。山頂からは御岳方面や稲武の町並みが見えるが360度の展望というわけにはいかない。

 しばらく休憩の後、同じ道を下山するが、登山口周辺の道路沿いには車がズラッと駐車しており、紅葉見物の人たちも更に多くなっていた。


夏焼城ヶ山
夏焼城ヶ山頂

 時間はまだタップリあるので南方向にある岩伏山に行くことにする。岩伏山は茶臼山高原道路より少し南にある津島神社から登るのがコースのようだが、ここは茶臼山に行った時、高原道路沿いに登山口のあるのを見つけたのでそこから登ることにした。

 257から茶臼山高原道路に入ると左手にガードレールの外側に側道のようなったところを通過するが、その二つ目の所に登山口の標識が出ている。(後から分かったことだが、ここは下山道として使われている。登りの登山口は更に100mほど行った所にある。)

 登山道に入ると、余り踏み跡がないので戸惑うが、木々にテープが巻き付けてあるので、それを見落とさないように行けば良い。この道は急登で、落ち葉のせいか道が良く判らない所が多い。テープが頼りで道を探しながらの登りである。夏焼城ヶ山に比べると登りがいのある山だ、これは愛知の隠れ名山だなどとワクワクしながら山頂に着く、誰もいない。
 武田信玄がのろし台に使ったといわれる岩が一つある。木々が葉を落としているので、見晴しはマアマアだ。ここで昼食をとるが、まだ時間があるので久しぶりの昼寝。今日は風もなく暖かなので山頂で寝転んでいても余り寒くない。

岩伏山
岩伏山頂
 眠りから覚めると反対側から登ってきた人たちが来た。この反対側の道は何処に出るのか聞いたら、100m離れた同じ高原道路に出るとのこと。それなら違う道の方がいいので反対側に下ることにした。こちらの道が正規の登り道のようで、道もハッキリついており、斜面も緩やかである。行きの道とはえらい違いだ。沢沿いに道がついており、途中には石仏や小屋があり、天然わさびの自生地や矢作川源流の標識の出ている所を通るので、のんびり歩きを楽しむには向いている。

 余り山歩きをしたことがない人は、こちらの道を歩いた方がよさそうだが、慣れた人は下山道の方から道を探しながら登るのも愉しいのではないかと思われる。

 山頂で会った人が『津島神社でお祭りがあり、甘酒を御馳走になった』と話していたので、行ってみることにした。高原道路を横切り山道を下るが直ぐである。お祭りは終わっていたがビールと甘酒を頂くことができた。

 ここで祭りの世話役をしている人たちから聞いた話であるが(岩伏山登山道の管理もされているようだ)、この岩伏山に登った人が、『こんな低い山に目印のテープをつけるなど面白みがない。そこで自分が全部のテープを剥がしてきた』と、神社下にある登山口の投函箱に書いて入れてあったそうだ。(実際にテープが剥がされていたそうです)

 大勢の人たちが登るような山なら踏み跡もしっかりしているので印のテープなど必要無いかもしれないが、経験からいっても低山こそ道を間違えやすく迷いやすい。余り過剰なのは目障りだが、低い山には目印のテープは必要だと思う。

 山慣れしたベテランはルートファインディングで道を探しながら登ることを愉しみにしておられる人たちもあるようですが、少なくとも市販のガイドブックに載っているような山は、安全の為にも最小限のマーカは付けておいた方がいい。
 手軽に登れる近郊の低山は、ベテランの登山者ばかりではない。山登りとは無縁の人たちが普段着のまま登ってくることさえある。


153号から稲武で257号に右折。全線快適な舗装道路。岩伏山への高原道路も料金所前なので無料。