最近の山歩き



七尾山 ななおさん (690.7m) 滋賀県(浅井町)
小谷山 おだにやま (494.5m) 滋賀県(湖北町)
99.12.10 快晴     単独

七尾山山頂
七尾山頂より見る伊吹山
 七尾山は伊吹山の前衛峰で、すぐ西隣に位置する。七つの尾根が連なっているので、この名前がつけられたとか。

 今日は雲一つない暖かい日になった。寒くなってくると、山そのものより道路の雪や凍結が不安だが、今日はその心配もなさそうだ。
 名神関ヶ原インターから木之本方面へ365号を走る。伊吹山ドライブウエーへの信号を通り過ぎ、次の信号の所が伊吹山や奥伊吹スキーへの案内板の出ている広域農道に分岐する。これを右に行くが、農道といっても二車線の広い舗装路で大型トラックがビュンビュンとばしている。365のバイパス的存在だ。

 伊吹スキー場への交差点など通り過ぎると今荘のぶどう畑が道路脇に見える所を通る。その少し先で、左側に「南池」の小さな標識、右側にカーブミラーのある所があるが、その辺りが、七尾山の登山口になる。少し分かりにくいが、そのカーブミラーのある辺りに鎖で侵入禁止になっている道がある。ここに小さな車なら一台おける。

 登山道は最初は広く歩きやすいが、直ぐに狭くなり急登となる。ほとんど直線に道がついているようで、かなりの急斜面。汗をふきふき登りつめると、左手に視界の開けた尾根にでる。右側は潅木で見晴しは悪いが、左側は登山者へのサービスか、木々が切り払われて、見晴しはすごくいい。ただ、残念ながら今日は気温が高いせいか、霞がかかったように琵琶湖さえ霞んで見える。伊吹山も、すぐ近くに見えるのだが逆光のせいもあり、写真にはハッキリ写らない。

 ここからは斜面もやや緩やかになり、遠望を楽しみながらの尾根歩きとなる。七尾山の山頂からは伊吹山が目の前に見えるが、いつもの見なれた形でなく富士山型だ。美しい姿に似合わず、斜面はセメント用に削り取られて痛々しい。

 登山口から山頂まで2回の小休止を含めて1時間半弱だった。ユックリ登っても2時間はかからないだろう。予想より早く登れてしまったので、近くの小谷山に行くことにした。

小谷山
小谷山山頂
 広域農道をそのまま進むと365号に出るので、それを右折して木之本方面に進む。「田川」と標識の出ている信号を過ぎると直ぐだが、右道路脇に「史跡小谷城址・小谷寺道」とある大きな立て看板が出ているので、それを右折すれば、広いトイレ付の駐車場がある。ここが登山口でもある。

 身支度して登山口に向かったら「現在、熊が出没しています。小谷山への登山はご遠慮ください」という、まだ新しいはり紙がしてある。少しばかりビビッた。このまま帰るのも心残りなので、何の役にも立たないと思ったが、いつもザックの下に入っているナイフをポケットに入れ登りはじめた。

 この山は浅井長政の居城があったところだそうで、全山が史跡のような山だ。道中に小谷山という標識は出てないが、いろんな史跡の案内につられて登っていけば、自然に山頂に着く。この小谷山は「大嶽」と呼ばれているようだ。山頂は広くなっており、三角点と城跡を示す標柱があった。

かもしか
挑発的な日本カモシカ
 帰りは同じ道を戻ったが、いくつか周遊できる道が出来ている。帰り道「小丸」と案内標識の出ている辺りで、熊ではなくニホンカモシカに出会う。何度か鈴鹿でカモシカに出会ったことはあるが、向こうがビックリして逃げ出し写真をとる暇さえない。

 ところが逃げる気配がない。写真を撮りながら近付いても、こちらを見たまま動かない。人慣れしているのかと更に近付いたら、突然うなり声をあげて威嚇してきた。それ以上近付けない。困ったことに、ちょうど登山道のまん中にいるのだ。

 何とか通してもらいたいのだが、カモシカは動こうとしない。しかたないので、大回りして、その場を通過したが、カモシカはその間、ジッとこちらを見据えたままだった。この時期食料がないのか発情期で気が立っているのか、日本カモシカに威嚇されたのは初めてだ。

 写真は斜面の上から撮ったものだが、二本の長い角をつけ子馬ほどある。誰もいない山中で獣に出会っても、大抵は向こうが逃げていくのだが、今回は違っていた。猿・シカ・ニホンカモシカ、など時々出会うが、熊にはまだ出会ったことがない。こんな形で熊に出会ったら、ナイフで応戦するどころか腰が抜けてしまうかもしれない。


名神関ヶ原インターから365号・広域農道経由で今荘ぶどう園を過ぎた辺りの右側に七尾山の登山口あり。小谷山は365号を更に北上し田川の信号を過ぎて、やはり右側に小谷城史跡の大きな標識の出ている所を右折すれば駐車場がある。