最近の山歩き



兀 岳 はげたけ (1636.2m)
夏焼山 なつやけやま (1502.9m) 長野県(大平峠)
99.5.30 快晴     単独

兀岳登山口
トンネル手前の兀岳登山口
 馬籠峠を越え、国道276号を飯田方面に向かい、途中「大平峠」の標識の出ている所で左折し、県道8号を進む。峠に差しかかるとトンネルがあるが、そのトンネルの手前(中津川側)左側に小さな東屋があり、駐車スペースになっている。(全線鋪装道路)

 ここが登山口になる。道路両側に、それぞれ兀岳と夏焼山への登山口標識が出ている。

 大平峠の標高が高いので、1500mを越える山だが、距離的にも時間的にも大したことはない。まず兀岳から登ることにした。  県道脇にある標識の所から入ると、しばらくは、水がチョロチョロ流れている、ぬかるんだ所を歩くが、直ぐに、両側が笹の登山道となる。この山は、最初から最後まで笹の中を行く、いわゆる薮漕ぎの山である。

 最初は笹も背丈より低く、道も比較的分かりやすくて歩きやすいが、山頂に近づくに従って、背丈を越す所もあり、両側から被いかぶさっているので、道が分かりにくくなる。

兀岳山頂
薮に被われた兀岳山頂
 道はほとんど直登に近いが、微妙に蛇行しているので、よく下を見ないと道を踏み外してしまう所がある。先人の間違えた道に迷い込んでしまい、軌道修正しながら本道を探すことが二度ほどあった。

 道は尾根づたいについているので、それほど心配することもないと思うが、注意する必要あり。

 最初は、そこが山頂とは知らず、前に進む道を探していたら、木に標識があり足下には三角点もあった。山頂は薮の中で腰を下ろす場所さえないほどである。

 周囲の遠望はほとんどない。それに、食物が落ちているわけてもないのに蠅が沢山おり、汗の臭いに寄ってくるのか、うっとおしく、ユックリ休憩する気にもなれない。

 早々に下山するが、涼しさだけは逸品である。
 
夏焼山山頂
夏焼山から見る御岳

 兀岳登山口と道路を挟んで反対側の東屋の建っている方に夏焼山への登山口がある。登山口標識の横には水場もある。冷たい水がエンビのパイプから勢い良く流れ出ている。

 こちらは、遊歩道のような道。斜面は丸太で土止めされ階段になっているので、歩調を合わせづらく、別の意味で歩きにくい。しかし、整備が行き届いているので、天気さえ良ければ、ドライブの途中に何の装備もなくても登れそうな山。

 山頂は四差路になっている所から「奥石沢」と標識の出ている方に行くとある。兀岳と違い、こちらの夏焼山は、「大平峠県民の森」の遊歩道での一中継点になっている。木曽見茶屋から大平宿辺りまでの案内図が道路途中にいくつかあった。

 いずれにしても、片方だけでは山歩きとして、時間的に少々物足りないので、両方登ることになるが、どちらを先に登るかは、好みの分かれるところだろう。薮こぎが好きなら兀岳、風景を愉しむなら夏焼山を後にした方がいいように思う。


中央道・中津川インターより馬籠峠経由で国道256号に出る。途中、大平峠への標識で左折し、大平峠トンネル手前の東屋周辺に駐車。