最近の山歩き




高見山 たかみやま (1248m) 三重県飯高町(高見峠)
2001-02-23 晴     単独

場 所 北 緯 東 経
高見峠の駐車場 34°25′11″ 136°05′38″
高見山頂上 34°25′31″ 136°05′28″
オレンジ色は地図による概算値のため誤差大
GPSによる位置データ

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駐車地点中心地図表示
地図中央十字印が駐車地点(実質登山口


地図のすぐ下クリック・高見山周辺の天気予報(二日分)

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地図
登山コース
 高見山は三重県と奈良県の境に位置する山で、登山口の高見峠(大峠)も境にある。国道166号の高見トンネル直ぐ手前から左に入る舗装路があるので、そちらに入る。これは旧国道のようであるが、道幅は余り広くない。

 峠に近づくにつれて道路には凍った積雪があり、車が左右に振られる。今回はチェーンを持参したので途中で付けた。チェーンを付けても安心というわけでもなく、デコボコした凍結路はハンドルを取られやすい。

 高見峠には広い駐車場があり山小屋風のトイレもある。今通ってきた道は何だったんだと思われるほど、峠付近には全然雪はない。駐車場の反対側の鳥居のあるところが登山口になっており、最初は登山道にも雪はなかったが、上に行くにつれて圧雪された雪が現れ、ここは南斜面で日が当たり少しシャーベット状になっているのでアイゼンがなくても歩ける。高見峠から見る山頂は穏やかな丸みのある姿だ。高見山は東西方向から見ると、もっと鋭い鈴鹿の鎌ヶ岳のような形で大洞山方面から見ると特徴ある姿が印象的である。

 山頂には先客があり、複数のグループが10人ほどいた。山頂は風もなく穏やかな日和で寒さは全く感じない。周辺部の見晴らしは申し分ない。

登山口
高見峠登山口
 登山者は関西方面からの人たちばかりだ。昼食をとり下山することになるが、このまま戻るには時間的にコース時間が短いので、小峠の方に回ることにした。こちらは尾根道のようであるが、往路と違い最初から積雪も多く、下り斜面もやや急なので軽アイゼンをつけることにした。

 途中、笛吹岩、揺岩、息子岩、国見岩など、大きめの岩には名前が付いており、いわれを書いた看板が出ているが、何でもないような岩に名前を付け、笛吹岩には「高見山の開祖が月夜にこの岩の上で笛を吹いたら、谷から大蛇が駆け上がり、笛の音に聞き入った」などとあると、何となくそんな気がしてくるから不思議である。

 この下山道では、大勢の登ってくる人たちに出会った。二三人の組もあれば10人ほどのグループで来ている人たちもいる。何でも、こちらの登山口の近くまでバスが入るそうだ。中高年の女性が大半であるが、関西女性のパワーに圧倒される。すれ違いざまに何度か挨拶を交わしながら下ると、やがて平野と杉谷との分岐点に出る。小峠は杉谷方面だから、ここで左の道に入る。

 道は急な桧の植林の中を下る。行きと同様鳥居のある所に出ると、そこが小峠(ことうげ)だ。ここは林道の途中のような場所で三叉路になっている。高見峠への標識に従いしばらく行くと、舗装された旧国道に出る。ここからは嫌な舗装路歩きだが、周遊する限りは仕方がない。

頂上
高見山山頂の社
 舗装路を20分も歩くと、高見峠(大峠)に着く。舗装路を歩いて気づいたのだが、こちら奈良県側の道路に積雪はほとんどなく、スリップ止めなど使わなくても高見峠まで走れるようである。山中は奈良県側の方に雪が多いのに、道路は三重県側に多いという具合だ。

 峠には数台の車が停まっていたが、全て奈良県側から来たようで、チェーンをつけているのは私の車だけだった。チェーンもやっとの思いで入手したが、まだスタッドレスを付ける気にはならない。普段の生活では全く必要ないし、山行きに使うとしても、登山口近くでせいぜい数100m使う程度。年間を通じても、本当にスタッドレスの必要な走行距離は数Kmに過ぎないのではないか。

 その為だけに燃費の悪くなるタイヤを付ける気になれない。それにタイヤ4本の代金で山の道具が全部揃うほどだと思うと、なおさら決心がつかない。まあ、凍結や積雪のなさそうな所にいけばいいわけで、今期もノーマルタイヤのままで終わりそうである。

 この高見山というのは厳冬期の霧氷が有名だとか。霧氷なら鈴鹿の御在所岳でも見られるので、それが目的なら山頂までロープウェーで行けば楽なものである、と思いながら訪れたのだが、山を見てその理由が分かった。

 高見峠から見る高見山は、全山といっていいほど山全体が落葉樹で覆われ、この時期色づいた葉は見られない。名前を知らないので申し訳ないが、木々は根の方から枝分かれし、先には小枝が多く、高さも3mから4mほどではなかろうか、これらが霧氷で一斉に白い花を咲かせ、全山白い花で覆われたようになれば、それは見事な光景だろうと思われる。

 霧氷が見られる頃には高見峠まで車であがれないだろう。それ相応の車と運転テクニックが必要だろう。もしここの霧氷が見たくなったら、国道166号の高見トンネル手前に駐車場があるので、そこに停めて旧国道を歩いて上がってくるのも悪くない。積雪があれば舗装路の印象も変わるだろう。それに樹林帯を抜け高見峠に着いた途端に霧氷を眼前に見ることが出来れば感激も高まるのではないか。運転の未熟さを棚に上げ、そんなことを想像しながら帰途につきました。

 今回は高見峠から反時計回りで周遊しましたが、小峠にも駐車できる場所はあるので、どちらかに車を置いて、時計回りの方がいいように思う。舗装路も下り歩きになるので楽。


伊勢自動車道・松阪インターを出て最初の信号を右折し、166号の標識がある信号を右折。途中分岐はあるが166号線の標識に従い進み、高見トンネル手前(信号なし)で左に分岐する 高見峠まで全舗装。