最近の山歩き




籾糠山 もみぬかやま (1744.3m) 岐阜県白川村(天生峠)
2001-09-23 快晴     同行者2名

場 所 北 緯 東 経
天生峠の駐車場 36°15′17″ 136°58′01″
籾糠山頂上 36°13′52″ 136°57′22″
オレンジ色は地図による概算値
GPSによる位置データ

MapFan Web で地図表示(地図画面で縮尺変更可能)

駐車地点中心地図表示
地図中央十字印が駐車地点(実質登山口


地図のすぐ下クリック・籾糠山周辺の天気予報(二日分)

地図画面上でダブルクリックすると、そこが画面中央になります。




地図
登山コース
 最近は車で3時間コースが続いている。行きは道も空いており自宅から登山口の天生(あもう)峠まで3時間弱、9時半頃に着いた。広い駐車場が2段になっているが、上の駐車場に停める。天生峠も籾糠山も岐阜県の白川村と河合村の境界に位置する。

 天生峠は『泉鏡化の小説「高野聖」で有名』とガイドブックの最初にかならず書かれているが、私は全く知らない。読書嫌いなので、これを機会に小説を読んでみようという気は毛頭ないが、駐車場に大きな案内板のある標高1000m強の峠である。

 駐車場の横から天生湿原に至る登り坂が続いているので、そこから入る。ここは東海北陸自然歩道の一つになっているらしく、随所に立派な標識が出ている。籾糠山までの道もしっかり付いていて分かりやすい。

 道は天生湿原の前で西回りと東回りの分岐となる。今回は西側を通り、帰りに東側を通る「ひょうたん形」のコースを取ることにした。湿原の所は板の引かれた道で、左手に湿原を見ながら歩くが、すでに葉は枯れ落ちて一面褐色である。

湿原
籾糠山山頂
 湿原を過ぎると木平湿原への分岐となる。やはり右側西よりのコースをとる。木平湿原はガイドブックに子平湿原とあるが、現地の標柱には木平とある。この辺りからの登山道はブナの原生林が素晴らしい。普段、植樹林の道が多いので、こういう自然の森に浸ると心身共に癒される。時間をかけ出来るだけユックリと歩きたくなる。紅葉にはまだ早いが、木々が色ずく頃おとずれたら、また別の感動がありそうだ。

 周囲の原生林に見とれながら歩いていくと、また、東側からの道との分岐に着く。ここまでは緩やかな道なので、アッという間というか、時間の経つのも忘れてしまうほど。ここから少し急登となる。いままで、景色に見とれ散策気分で歩いてきたので、少し息が切れるが、そう長い距離でなく緩やかな道となる。

 道が緩やかになり、このまま山頂まで行くのかと思ったら、最後の急登があった。登り詰めた山頂は余り広くなく、3組のハイカーがいたが、我々2人の座るスペースを確保するのがやっとである。

 山頂写真の後ろは猿ヶ馬々山、その後ろに白山があるが隠れて見えない。猿ヶ馬々の右には三方岩岳の荒々しい山肌が見える。しかし、反対の東側の展望はすばらしい。

山頂
木平湿原
 今日は雲一つない秋晴れ、空気も澄んでおり遠くの山並みまでハッキリ見える。山頂からは、御岳、乗鞍、穂高連峰、槍ヶ岳、・・・、と北アルプスの山並みが一望できる。槍の穂先も穂高の岩肌も肉眼でハッキリと見える。人間の眼というものは実に巧妙な仕組みになっている。写真ではモノトーンにしかならない遠景も、適度なコントラストをつけて網膜に映し出してくれる。

 食事をし、ユッタリと景色を堪能して下山するが、木平湿原への東周りの道は、やや急な登りとなる。両側はササなどに覆われ、視界は余り良くない。木平湿原では水苔のような植物が湿地帯の水辺に島のように並んでおり、普段見慣れぬ不思議な風景を作り出している。

 湿原からは急な下り道となるが、この後のブナ原生林も素晴らしい。やはり時の経つのを忘れてしまう。分岐から西側を通り天生湿原に至るが中に「匠神社」という社がある。

 三連休の中日、帰りは合掌づくりや高山方面からの車で、大渋滞に巻き込まれたが、8時過ぎには帰宅できた。出かけるまでは遠くに感じたが、充分日帰り可能なコースである。



東海北陸道・荘川インターから156号に入り、白川村を目指す。萩町で360号に入り天生峠まで。全舗装路。