最近の山歩き




池木屋山 いけごやさん (1395.9m) 三重県飯高町(宮の谷林道終点)
2001-10-26 晴     単独

場 所 北 緯 東 経
林道終点の駐車場 34°20′22″ 136°08′56″
池木屋山頂上 34°18′46″ 136°07′56″
オレンジ色は地図による概算値
GPSによる位置データ

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駐車地点中心地図表示
地図中央十字印が駐車地点(実質登山口


地図のすぐ下クリック・池木屋山周辺の天気予報(二日分)

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地図
登山コース
 いままで名古屋から遠いということもあり手つかずの地域でした。アプローチにも慣れてきたので、前回の桧塚のすぐ南に位置する池木屋山に行ってきました。台高山脈に属するこの辺り一帯の山々には感動することが多い。今回も外れることなく、充実感ある一日を愉しむことが出来ました。

 登山口には桧塚同様166号から蓮ダム方面に入り、ダム湖に沿って車を進めると左手にひときわ目立つ赤い辻堂橋が目に入る。ここに宮の谷渓谷への標識が出ているが左折し橋を渡る。2車線の道が1車線になる頃、やはり左側に宮の谷渓谷(林道)への分岐標識が出ているところを通るので、こゝで左折し小さな橋を渡る。ここから未舗装となるが1.2Kほど走ると道は行き止まりとなり、そこが登山口。

 登山口には案内板や登山届けの箱などが設置してある。到着した時は品川ナンバーの車が一台止まっていたが人影は全くなし。身支度して、広い道を行くと、登山口周辺にあった植林はなくなり色づき始めた木々が目に入るようになる。

 高滝までは遊歩道のようになっており、赤い手すりの付いた階段や橋が多い。しかし、歩き始めて直ぐに、登山道が崩壊しているので沢を60mほど歩くようにと、鉄橋に「通行止め」の看板が出ている。対岸に渡らないと進めない。このくらいの水量が当たり前なのか、飛び石伝いに渡るのが難しい。適当な位置にある石がみな水没している。
高滝
高滝
 山頂まで、何度か沢を渡ることになるが、いずれも靴を濡らさずに渡るのが難しい状態だった。正規の登山道に戻り、いくつかの橋やハシゴを渡って行くと風折滝との分岐に出る。ここで右折し登っていくと、落差50m以上あるのではないかと思われる「高滝」が豪快な音を立てて水しぶきを上げている所に出る。

 ここから滝の右を巻いて上部に出るのだが、ここが今回の一番難所と云われている。そのつもりで気を引き締め慎重に登ったが、ロープが設置してあり、想像してたより危険感はなかった。むしろ、私には高滝までの片側にしか手すりのない長い橋のほうが怖かった。誰も見てないからいいようなものの、「下に落ちるのではないか」と勝手に空想しながら歩いているので途中から足がすくみ、腰が段々落ちていくのが自分でも分かるほどだ。

 高巻きの急な狭い岩場をロープにつかまりながら登り切ると、小さな祠がありお地蔵さんのような石仏が安置してあった。もう少し別の所に置いてもらったほうが通りやすいように思うのだが、ここで気を引き締め油断しないようにという意味でもあるのだろうか。

 こゝを過ぎると、また沢沿いの道になる。道は分かりにくいところもあるが、山頂までテープが付いているので、テープさえ見失わなければ迷うことはない。途中対岸に渡り「奥の出合」という所に出る。

山頂
池木屋山山頂
 道は更に険しくなり、木の根や岩につかまりながらの登りとなるヤセ尾根になる。登山道の真ん中に大きな岩のある所を通過するが、この辺りを過ぎると、やや傾斜も弛むが、それでも勾配はきついし根が表面に張りだした道が続くので歩きにくい。

 山頂まで、あと30分ほどの所で、下山してくる年配のご夫婦に出会った。登山口に停めてあった東京からの登山者だった。明日は稲村ヶ岳に行くのだという。元気がいいというか、スゴイ人たちもいるものだ。

 やがて低いササの道となるが山頂は直ぐだ。山頂一帯はブナなど自然木が多く余り展望は良くない。山頂から北に少し下ると山名の由来となった池があるということだが分からなかった。

 帰りはもときた道を戻るのだが、尾根道や沢すじは踏み跡も分かりづらいので木々に巻かれたテープを頼りに下ってきた。いつもながら急斜面の下りは辛い。足腰のしっかりした人は下りの方が当然早いが、私は急な下りになると登りより時間がかかってしまう。膝の踏ん張りが効かないから慎重になってしまうのだ。

 そんなわけで、それほど休憩時間をとったつもりはないが、往復8時間以上かかった。しかし、疲労というより、それだけ山の中にいたという充実感のほうが大きい。原生林の中、渓谷沿いに登る池木屋山はカンタンに山頂を踏ませてくれないが、それだけに満足度も大きい。チャンスがあれば、また登ってみたい。台高山脈はいい山が揃っている。



前回の桧塚と道順はほとんど同じ。蓮ダムへ分岐してから道なりに進み、ダムを過ぎると左手に赤い目立った辻堂橋が見える。ここを左折し、更に途中で宮の谷渓谷への分岐標識が出てるので左折し未舗装の林道終点まで入る。未舗装路は普通車でも走行可。