最近の山歩き




平家岳 へいけだけ (1442m) 福井県和泉村(面谷川上流)
2001-05-20 晴     同行者2名

場 所 北 緯 東 経
林道分岐の駐車場 35°49′48″ 136°44′22″
平家岳頂上 35°48′24″ 136°43′17″
オレンジ色は地図による概算値
GPSによる位置データ

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駐車地点中心地図表示
地図中央十字印が駐車地点(実質登山口


地図のすぐ下クリック・平家岳周辺の天気予報(二日分)

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地図
登山コース
 平家岳は福井県と岐阜県の境にあり、九頭竜湖に流れる面谷川の上流に位置する。東海北陸道・白鳥インターから158号に入り、左側に九頭竜湖が見えてくると、「ドライブイン九頭竜」がやはり左側にあるところを通過。トンネルを抜けると直ぐに左に分岐する。オレンジ色に塗られた橋を渡り右折。岸に沿って進み面谷川に架かる橋を渡って、左折する。

 ここに平家岳への標識が出ているが、未舗装の林道となる。道はさほど悪くないので普通車でも走行可能。川沿いに上流に向かってどんどん進むと、昔、鉱山があったという跡があり、採掘土が山のように盛ってある所を通過。少しいくと、左側に墓所のあるところを通り過ぎ、林道が二股に別れるが、その辺りに広くなっている所があり、10台ほど駐車できる。すでに6台ほど停まっていた。

 平家岳には右側の林道に入って行くが、ここにも平家岳への標識が出ている。林道はしばらく行くと行き止まりになる。終点は少し広くなっているので、数台は駐車可能だ。ここには2台車が停まっていた。

 林道終点から右方向に入ると、沢にまだ新しい金属製の橋が架かっている。豪雨の影響か、下流の方向に橋がかなり傾いている。片方だけ手すりがついているが、しがみつくようにつかまりながら渡ったが、水がないので、下に降りた方が早い。帰りは橋の下を歩いて戻った。

 今日は湿度は少なそうだが、気温が高く、汗がいつもより多い。距離がありそうなコースなので、極力低ペースで歩いた。やや急な雑木の中を行くと、27A鉄塔と平家岳への標識の出ている分岐に着く。平家岳には、ここで左に行く。

途中
途中鉄塔から見る平家岳
 ジクザグに登りつめると視界が開け、送電鉄塔の建っている所に出る。後方には、まだ雪を付けた白山が見える。昨年登った荒島岳も少し雪が残っているようだ。途中の谷にも北斜面のせいか、残雪が残っていた。この山も春になったばかりというような様相だ。

 この鉄塔からは尾根歩きで見晴らしはいいが、今日は日照りが強く、少しは日陰が欲しくなる。道の両側にはシャクナゲが満開である。栗の木岳より色が淡く、うすいピンク色が多い。下方に目をやると、ショウジョウバカマやカタクリが、まだ咲いている。下の方ではイワカガミの花も見た。いろんな春の花が一緒に見られる。

 最初の鉄塔から3機目はダブルで塔が建っている。ここに来て、ようやく平家岳の山頂を見ることが出来る。山頂は目の前だが深い谷になっているので、直進は出来ない。送電線に沿うように道が続いており、左から回り込むようなコースだ。

 上地図の最後の鉄塔から下っていくと、道が二手に分かれる。左に下る道は送電鉄塔の巡視路。平家岳には右の道を行く。やがて道は三角点のある所に出る。何も標識はないが、あるガイドブックには「井岸山」とある。ここからは、本当に目の前に平家岳が見えるが一旦下って、直登する道が付いている。

山頂
平家岳山頂・後方は白山
 丁度、先客が下山してきた。見た目は楽そうだが、登りはかなりきついと忠告してくれた。しかし、ペースを落として登ってきたせいか、さほどきつさはなかった。斜面に咲くカタクリの花など見ながら山頂に着いた。参考にしたガイドブックには、クマザサに覆われた山頂とあったが、道中、周辺部ともに綺麗に刈り込まれ快適である。

 しかしながら今日はジッとしてればさわやかであるが、太陽の日差しが強く顔がヒリヒリしてくる。山頂は見晴らしが良すぎて日を遮るものは何もない。展望は申し分なく、どちらを向いても、山、また山と民家も人工物も何もない山奥といった感じだ。唯一、送電鉄塔と送電線が邪魔といえば邪魔だ。しかし、この送電線のおかげで、巡視路を利用し平家岳に日帰り可能となったことを考えると、そう邪険にするわけにもいかない。

 巡視路という性格か、途中余計な標識も目印のテープも少なく、なかなか好感が持てる。道そのものはハッキリしているので、何ら不安はない。ただ、距離が少し長いので、慣れない人は歩くペースをあげすぎないようにしないと最後の登りがきついかもしれない。

 帰りの高速で事故渋滞に巻き込まれ、かなりの時間ロスをした。美濃から先は一車線しかないので、何かあったら逃げ場がない。事故に遭った人は気の毒だが、待たされる方はいい加減うんざりする。インターを出てからは、連休後なのかさほど混雑はなかった。



 登山口駐車地点の少し手前に墓地があった。こんな山奥に何でこんなに墓があるのかと思ったが、帰りに墓所の石碑を見て、そのいわれを知った。

 何でも大正まで、ここに鉱山があり穴馬郷と呼ばれる村があったそうだ。ある年に伝染力の強い疫病が流行り、一ヶ月余りで100人ちかくの人々が亡くなったという。当時の生活の厳しさを物語るような逸話だ。この墓地と途中にあった鉱山の廃土と思われる土の山で、その歴史を知るくらいで、この辺りに村があったという形跡は何も見当たらなかった。



東海北陸道・白鳥インターから有料道路経由で158号に入る。途中「ドライブイン九頭竜」が左側にあり、それを過ぎてトンネルを抜けたら、直ぐ左に分岐する道があるので、そちらに行く。橋を渡り右折し面谷川に架かる橋を渡った所で、舗装路と別れ左折。未舗装の林道を6Kほど行った所に登山口となる駐車広場がある。