最近の山歩き



住塚山 すみづかやま (1009.4m) 奈良県曽爾村(屏風岩公苑)
国見山 くにみやま (1016m) 奈良県曽爾村(屏風岩公苑)
兜 岳 かぶとだけ (917m) 奈良県曽爾村(目なし地蔵)
2000.12.22 快晴     単独

鎧岳
道路沿いから見る鎧岳
 今年最後になるかもしれない山歩き。奈良県まで足をのばした。住塚・国見山には名張から県道名張曽爾線を南下する。この道は香落渓と呼ばれる名所で、道路添いには奇岩が多い。曽爾村に入り、右側に学校がある所の手前に屏風岩公苑への大きな標識が出ているので、それに従い進んでいくと、公苑の広い駐車場に着く。

 ここには管理事務所トイレなどあるが現在無人のようである。屏風岩とあるように、玄武岩の柱状節理と言われる柱状に結晶した岩盤が高さ200m長さ1500mに渡って目の前に立ちはだかっている。

 公園内を通過すると、すぐに住塚山への標識が出ているが、ここから急登となる。尾根まで出ると斜面も少し緩やかになるが予想以上に急な登りが続く。最後に土止めされた階段状になったところを登り詰めると住塚山の山頂に着く。

 曽爾高原方面の山々が目の前に見えるが西側への展望は余りよくない。ここから尾根続きの国見山には、一度かなり下ってから登り返さなくてはならない。こういう山歩きは脚に堪える。距離のある山でも単純に登って下る山のほうが疲れが少ないようだ。

国見山
国見山山頂・後ろは倶留尊山
 国見山への最後の登りも急でちょっとした岩場もある。山頂には小さな石仏が祀ってある。ここからの眺めは360度のパノラマ大展望だ。西側の山々は知らないが、東側の眼前には山肌に特徴ある倶留尊山、その右には古光山。春に行った大洞山、尼ヶ岳もよく見える。

 国見から住塚山に戻り駐車地点まで下山したが、お昼少し過ぎで、このまま帰るには少々時間があるような気がした。山頂から隣に兜・鎧岳が見えたので、寄ってみることにした。写真のように県道沿いの車道からもペンのキャップを伏せたような鎧岳が眼前に迫って見え、圧巻である。

 鎧・兜岳には県道まで出て、少し名張方面に戻ると、赤目方面に行く分岐標識が出ているので、そちらに左折。途中、道が左にカーブする手前に目無地蔵と呼ばれる小さな祠が道路沿いにある。赤いのぼりなども立っているので目に付きやすい。この近くの道路は広くなっているので車は停められる。道沿いには「兜岳登山口」と書かれた手製の小さな標識も出ているが、この目無地蔵の右手に入っていく道が登山道。
 
兜岳
意外と平坦な兜岳山頂

 最初は薄暗い杉の植林帯の中を登っていくが、直ぐに雑木に変わる。しかし、この登山道は住塚・国見山とは比較にならないほど急な登りだ。木の根や岩につかまりよじ登らなくては登れない所がある。一箇所だけロープが設置してあったが、ロープのないところのほうが急で緊張を強いられる所がいくつかあった。

 午前中に体力を使い果たしたか、かなり足腰にくる。膝が弱いので登りより帰りの下りが心配になる。それでも何とか兜岳の頂上に到着した。登りの急峻のわりには平坦な山頂である。山名を示すプレートがなければ通り過ぎてしまいそうだ。一息ついて隣の鎧岳をめざす。

 ここからは、急な下りが続き一度平坦な尾根道になる。尾根道を過ぎるとまた急下降の道になっている。時計を見たら鎧岳まで行き戻ってくると、明るいうちに登山口に帰れないような気がする。兜岳までの急な登りの緊張感ですっかり時間のことを忘れていた。あとで写真を見ると陽も西に傾き長い影が写っている。あと少しなのにと思いながらも今回は断念して戻ることにした。

 戻りの尾根道で気が付いたのだが、1人歩けるだけの幅しかないヤセ尾根は東側がほぼ垂直に切れ落ちている。断崖絶壁の縁を歩いているようなものだ。平気で歩けたのは、両側に背丈ほどの笹が茂っており、それが下方の視界を遮ってガードレールのような役目をしていたからだ。現状を知ってしまったら、足が地に着かずおっかなびっくりのヘッピリ腰で通過してきた。

 兜・鎧岳はついでに登るほど甘くはなかった。下山口で時計を確認したが、無理して鎧岳まで行かなくて正解だった。山道そのものは分かりやすく整備されているが、気楽に登る山ではなかった。様子は大体分かったので、機会があったら鎧岳・兜岳とペアで登りに来るつもりだ。


名阪・上野インターから国道368で名張に向かう。名張で国道165号に右折し、「夏見」の信号交差点に「青蓮寺湖」方面の標識が出ているので、そこで左折し道なりに南下。曽爾村に入り右手に「屏風岩公苑」の標識が出ているところを右折して、公苑駐車場まで入る。兜岳には曽爾村に入ってから「赤目」に分岐する標識が出ている。そこに入って「目なし地蔵」のあるところまで行く。道路脇に駐車可。全舗装路。