最近の山歩き



熊伏山 くまぶせやま (1653.3m) 長野県・静岡県(水窪町)
2000.5.5 晴     同行者3名

登山口
登山口の塩の道遊園石碑
 前回に続き152号線秋葉街道沿の熊伏山に登る。豊川まで高速を利用して行ったが、153号・257号経由で151号に入り、152号で行くコースをとっても、それほど時間的に差はないように思う。

 152号を水窪町に入ると、青崩峠まで30分という標識が出ている。峠に至る手前で新しい道、草木トンネルに入らず右の狭い道に入っていく。駐車場まで全舗装であるが、道幅も狭く時々落石などもあり走行注意。もっとも、151号から県道1号の佐久間線から道幅も狭くなり、急カーブの連続になる。それに交通量があるので対向車に十分注意して走る必要がある。

 熊伏山の山頂は長野県だが、登山口ともいえる青崩峠は静岡県との境界だ。車はこの峠近くまで入れるが、少し下の「塩の道」と書かれた大きな石碑の前に車を止めた。ここは広く駐車帯がある。

 塩の道の標識から青崩峠まで石畳の道を15分ほど登る。峠は長野県側からの登山道が交わっており、数体の石仏や標識板、まだ新しい石柱などが建てられ木製の桟敷がある。  ここからしばらくは、土止めされた階段状の道を登り、手すりが無くなった辺  りから本格的な山道になる。この辺りの道脇にはあかやしおり

 ここからしばらくは、土止めされた階段状の道を登り、手すりが無くなった辺りから本格的な山道になる。この辺りの道脇にはアカヤシオの濃いピンクの花が、まだ新芽を出していない周辺の木々の中で、美しく咲き乱れている。

 遊歩道のような階段状の道が過ぎると、砂礫で滑りやすいやせ尾根の急な登りが続く、右側は山肌が大きく崩れ落ち、青白い岩肌を見せつけて緊張感を煽り立てる。反射板のある鉄塔が建っている所に出ると、斜面も緩くなり休憩するにはいい場所だ。前方には、真っ白な雪をつけた南アルプスの峰が見える。


山頂
熊伏山山頂より南アルプス方面
 ここから一度下り、登り返すと観音山への分岐点に出る。ここから何度かピークを登り返すと熊伏山の山頂に出る。山頂はやや広く、元々イスになっていたのかどうか判らないが、板があちこちに置いてあり、休憩用の敷物になる。

 山頂からの眺めは、すばらしいの一言に尽きる。途中で見えた、南アルプスの主峰が、更に眼前に迫るように見えるし、前衛の山々も間近に迫ってくる感じだ、今日も天候に恵まれ、暖かい日和で1600mの標高でも寒さを感じない。帰りも同じ道を下ったが、先の急で滑りやすいやせ尾根の下りは登り以上に緊張する。久々に山らしい山に登った。

 帰路、水窪町の町外れに「かたくりの里」と道路脇に標識が出ていたので寄ってみたが、時すでに遅く、見頃は3月下旬から4月上旬ということで、近くで農作業をしていた人の話では観光バスも来るほどの名所だそうだ。遊歩道のように道がつけられているが、なんと3万株ほど自生しているという。開花時はすばらしい眺めだろう。

 五月の連休最中、道路混雑を心配しながら出かけたが、帰りの高速で少し混雑したものの普段の渋滞の方がひどいくらいで空いていた。山でも、他の登山者に会ったものの、少数で目障りになるほどでもない。

 山ブームといえども、有名山を除けば休日に出かけても、それほど人に出会うこともない。ウイークデーなら、まず人に遭遇することはない。


東名・豊川インターから151号で東栄。県道1号で佐久間町方面に分岐、(ここから先、道が狭く曲がりくねっているので対向車に注意)、更に152号に入り水窪町方面に入る。草木トンネル手前で旧道に入り道なりに行けば青崩峠下に着く。全線舗装道路。