最近の山歩き



北 岳 きただけ (3192m) 山梨県芦安村(広河原)

広河原登山口-二俣-左俣コース-八本歯のコル-北岳-肩の小屋-右俣コース-二俣-登山口

2000.7.23 晴     同行者3名

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山頂・後ろは仙丈ヶ岳
 連日の猛暑で低山歩きなどやってられない。標高が日本第二位の北岳に行くことにした。最初は単独のつもりであったが、「北岳なら行きたい」という連中と3人になった。

 前日の午後6時過ぎに出発したが、途中で食事したり食料を仕入れたりしていたので予定より遅くなってしまい。登山口の広河原には午前零時をまわっていた。広河原まで全線舗装の良い道であるが、クネクネと急カーブの連続でスピードは余り出せない。

 土曜日のせいか駐車場には多くの車が停まっており、ほぼ満車状態である。ここは北岳だけでなく甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰三山など、有名山の登山口になっている。

 北岳は一日で登り降りるような山ではないが「日帰り登山」がモットーなのでしかたがない。夜明けとともに起き、5時ごろ出発した。登山口は一般車通行不可でゲートのあるところを入り、左側の吊り橋を渡ったところから

 この吊り橋のところから北岳の山頂部が見えるはずであるが、晴れているが山頂部だけガスがかかり見えない。途中で下山してくる人の話しでは、ご来光も見えなかったし午前10時頃までは何も見えなかったとのことだった。

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肩の小屋より北岳
 最初は林間の登りで、時々登山道にも水が流れている所を通る。すぐ左側には沢が大きな水音をたてながら流れているので暑さもやわらぎ気持ちがいい。林間を抜け大きな沢に沿って登ると二俣という分岐に出る。

 左側の左俣コースを登ることにした。登山道の左側は残雪が多く雪渓状態になっている。道はガレ状で落石を起こしやすい。やがて八本歯のコルと呼ばれるギザギザした稜線が見えてくるが、この辺りから木製ハシゴの連続で少々嫌気がさすほどだ。

 八本歯のコルでは、かなり強い風が吹いていた。しかし、天気の方は最高で周辺部が良く見渡せる、北岳から稜線続きの間の岳や北岳山荘など展望がひらける。

 ここから一気に山頂に向かうが、時々強い風に煽られてヒヤッとする。空気も多少薄いのか、長丁場の歩きも手伝って脚にかなりの疲れを感じる。山頂に着いてそんな気分も一瞬にしてはれる。天気は良いし360度の大展望だ。富士山も雪はすっかりなくなっているが良く見える。目の前には甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰三山など手にとるように迫っている。日頃の低山歩きとは、またひと味ちがう気分を味わうことが出来る。

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北岳山頂部だけに産するキタダケソウ
 下山は北岳肩の小屋を通り、右俣コースをとることにした。肩の小屋前では偶然にも北岳の高所でしか見られないという「キタダケソウ」という白い高山植物の花を見ることが出来た。ちょうど標高3000m地点である。

 他にも、こちらの右俣コースには沢山の花が咲き乱れており、花の好きな人はたまらないだろう。こちらのコースは変化があっていいが距離が長い。何度も小休止しながら無事下山したが、登山口には6時頃になり、日も山陰に入ってしまい薄暗くなりかけていた。

 今日は天候にも恵まれ順調に往復することが出来たが、広河原から北岳山頂まで一日で往復するのは少しきついようだ。しかし、帰宅が午前様になったにもかかわらず、仕事にさしさわりがでることもなく、むしろ気分爽快でストレスが統べて吹っ飛んだようだ。

 歩いている時は、「何でこんな辛いことをやっているのだ」と思うが、後日の、この爽快感があるかぎり、「山歩き」は止められない。


中央道・韮崎インターを出てすぐの信号を左折し、国道52号に入り南下、六科の信号を右折し竜王芦安線・続いて南アルプス線で広河原まで。韮崎インターから1時間半ほど。