最近の山歩き



富士見台 ふじみだい (1739m) 岐阜県中津川市(神坂峠)
横川山 よこかわやま (1620m)
南沢山 みなみさわやま (1564m)
2000.11.3 小雨     同行者2名

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わき水と東屋のある強清水
 天気なら360度の大展望を愉しめる高原歩きとなるはずであったが、あいにくの空模様となってしまった。駐車地点の神坂(みさか)峠まで、ほんの僅かであるが補修工事のためか一部砂利道になっているものの全舗装で走りやすい。

 ただし今回は霧がでており対向車も時々あるので曲がりくねった道をスピードを出すわけにもいかない。神坂峠に着く少し手前で東屋がありわき水の出ている強清水という所を通る。富士見台だけに行くなら、ここから山道に入ると時間的に手頃なワンディーハイクとなる。

 神坂峠は恵那山への登山口にもなっている。到着したときは、既に何台か車が停まっていたが、ほとんど恵那山へ登る人たちのようだ。道路をはさんで両側にそれぞれの登山口の標識が出ているので分かりやすい。富士見台から南沢山は岐阜県と長野県の境にあり、稜線歩きであるが、ほとんど隆起のない歩きやすい道である。

 登山口からひと上がりすると神坂峠の大きな標識と神坂遺跡がある。囲われた遺跡の中を通り抜けると富士見台に通じる道が続いている。雨は大した降りではないので雨具は付けず傘をさすことにした。しかし、この山は全域にわたって笹の道で、葉に付いたしずくがズボンの裾を濡らす。晴の予報だったのでスパッツまで用意してこなかった。

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富士見台
 30分ほどで富士見台に着くが、雨とガスで展望はまったくきかない。周辺は膝より低い笹のみだから晴れていたら、恵那山はもとより御岳や八ヶ岳、南アルプスの峰々が見渡せるはずであるが、何も見えない状態だ。

 山頂から少し行くと、左手に「神坂小屋」とある建物が三棟ほど建っていた。まだ新しい。自由に中に入れるが土足禁止の板張り広間になっている。外に簡単な炊事場があるので、林間学校のような使われ方をしているのかもしれない。

 ここから横川山まで3.5Kほどの距離だ。距離はあるが穏やかな登り下りなので、歩きは楽である。しかし、ここから笹の丈が少しづつ高くなってくるので、ズボンの裾から膝の上あたりまでジワジワと浸みてきて、下着まで濡れるのは時間の問題となってきた。しかたなく途中で雨具を付けることにした。

 道中の周辺は笹の海で絨毯のようだ。この辺りは植林されてないのか所々にカラ松が雨に濡れて黄金色に輝き彩りを添えているが、高い木々が少ないので見晴らしはいい。遠望がきかないのが残念だ。

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南沢山
 横川山は三角点と標識がなければ通り過ぎてしまうような場所にある。ほとんど道が水平に続いている途中に山頂がある。ここから南沢山まで20分ほどで行ける。

 南沢山は周囲が低木で覆われ、広い台地状になっている。ここで雨の中立ったままで軽く昼食をとる。帰りは元の道を戻ることになるが、ここは山登りというより高原歩きというべきコースで、急な所はほとんどないので、距離を歩いたわりには疲れが少ない。

 ここは天気の良い日に、昼食後は昼寝でしながらのんびりと一日過ごすのに適している。時々空が明るくなりかけるので、予報通り晴れてくるかと思いながら歩いていたが、最後まで雨は止まなかった。

 久しぶりに雨具の着用となった。じっとしていると肌寒い陽気なので苦痛を感じるほど蒸れることもなかったが、それでも歩き始めると汗の量は着用前より増え不快であった。雨の中を歩くのも悪くはないが、この雨具による蒸れさえなければ、もっと愉しいと思えるのだが、いまだに雨具を着けて歩くのは苦手である。


中央道・中津川インターを出て19号を北上。沖田の信号を右折し、道なりに直進する。途中で富士見台高原の標識が出ているので、それに従って進めば登山口の神坂峠に着く。峠周辺に何カ所か駐車できるスペースあり。