最近の山歩き



烏帽子ヶ岳 えぼしがたけ (2195m) 長野県(松川町)
2000.7.9 晴     同行者2名

ギンリョウソウ
登山道に多いギンリョウソウ
 松川インターを出て県道飯島飯田線を北上。左手に登山口の標識が出ている所で左折し林道に入る。道は全舗装されているが所々で落石があり、対向車にも注意が必要。

 登山口は「鳩打」という所で道路沿いに登山口の標識も出ている。現在治山工事とかで登山口から登山道にほぼ平行して工事用のモノレールが敷かれている。これは何と小八郎岳(1475m)の山頂まで続いており、少々興醒めだ。小八郎岳の山頂には市営の「あずまや」が建っているのだが、資材置き場として使われており、周囲をトタンの波板で囲われて登山者は使用不可だ。

 また山頂周辺は工事用の鉄塔やワイヤーロープなどが張られ、景観をかなり損ねている。斜面崩壊防止の工事も大事だが、早く終えて元の状態に戻して欲しいものだ。この小八郎岳からの周囲の景観はすばらしいので、よけいに惜しまれる。

 この小八郎岳までは道もよく踏まれており歩きやすい。ここからは、これから登る予定の烏帽子ヶ岳の頂上がよく見える。しかし、今日はガスが多く、時々山頂部が隠れてしまうほどだ。

 ここからはササ道が多くなりカラマツ林の中を延々と歩くことになる。稜線に出ると、道の左側(南側)は崩壊して断がい絶壁になっているところも多く、いずれ登山道も崩れ落ちてしまうのではないかと思われるほどだ。

山頂から
烏帽子ヶ岳山頂より南駒ヶ岳
 深い樹林帯に入ると道も湿っぽくなり滑りやすい。道の脇には白いギンリョウソウが群生して咲いている。烏帽子の名のごとく高度が上がるにつれて急斜面となり、湿った道は更に滑りやすくなる。

 やがて視界の開けた平たん地に出ると前方に「烏帽子岩」と呼ばれる大きな岩山が現れる。山頂はこの烏帽子岩の直ぐ先にあるが、ここからは見えない。この烏帽子岩を登らなくても左からの捲き道があるが、岩上に登ることにした。かなり急で足がすくんでしまう。また、登りはいいが、下りが更に緊張してしまう。元々高所恐怖症だから、こういう急斜面の岩登りや下りは不得手だ。単独であれば、エスケープルートを即選ぶが、今日は連れがあるのでやせ我慢して岩山を越えたといっところが本音である。

 岩にしがみつきながら烏帽子岩を下り、少し登りかえすと烏帽子ヶ岳の山頂に着く。ここも岩場で山頂は狭いが、少し下がった所で腰を落ち着けるスペースはある。ここから中央アルプスや反対側の南アルプスの峰々がよく見えるが、今日は晴れているにもかかわらず高い山の頂き周辺はガスがかかり、山に沿って入道雲がわいている。  眼前の中央アルプス主稜線にある南駒ヶ岳もガスで全貌を現すことはない。山頂付近の斜面には、まだ少し残雪があるようだ。ここからもよく見える。

 台風一過で晴天を期待していたが、山々の山頂付近はいずれもガスがかかったり、雲に覆われたりしていたが、まあまあの展望であった。また高度があることもあり、風が冷たく汗をかいた体には心地よい。時間がたつと寒くなってくるほどであった。


中央道・松川インターを出て、直ぐの信号を左折。「松川青年の家・片桐ダム」と標識の出ている所を通過。しばらく行くと右手に薬屋、菓子屋のある所を通る。(インターから2Kmほど)。この辺りの左手道路沿いに「烏帽子ヶ岳・小八郎岳」の標識が出ているので、ここを左折する。あとは分岐ごとに登山口への標識が出ているので、それに従って進めば鳩打(峠)登山口に着く。ガイドブックには峠となっているが、地元では鳩打であって鳩打峠とは言わないそうだ。
道は全舗装路。登山口には駐車スペースが3箇所ほどある。15台ほどは停められそう。