最近の山歩き



大菩薩嶺 だいぼさつれい (2057m) 山梨県(塩山市)
2000.5.19 曇     単独

上日川峠ーふくちゃん荘ー唐松尾根ー雷岩ー大菩薩嶺ー雷岩ー大菩薩峠ー介山荘ー勝緑荘ー富士見山荘ーふくちゃん荘ー上日川峠
富士山
唐松尾根途中から見る・富士山
 昔から、山頂の大菩薩嶺より大菩薩峠という言葉を何度も聞いた記憶がある。むろん登山の対象としてではない。名古屋から遠いこともあり、気にはなっても出かける決心が中々つかなかった。

 「はずみ」というか「勢い」というか、思いきって出かけることにした。時間的には早朝4時頃出発できれば日帰りも不可能ではないが、睡眠不足で事故でも起しては何にもならない。今回は前夜発の車中仮眠ということになった。

 登山コースもいくつかあるようだが、車で上日川峠まで入った。ここまで完全舗装の道である。自宅を夜る8時少し前に出て、午前零時すぎに着いた。休憩を含めて4時間半はかかる。上日川峠にはきちんと線引きされた無料駐車場がある。確認したのは二ケ所だが、これだけで数十台は停められる。また峠には洒落たペンションのようなロッジ長兵衛が建っている。
(前夜から来て仮眠している物好きは、私以外誰もいなかった)

 ここからふくちゃん荘まで、やはり舗装された林道が続いているが、この道を歩くよりすぐ左側に、ほぼ平行して細い登山道がつけられている。今回はこのふくちゃん荘までの登山道が一番山道らしく思えた。あとの道は広すぎて一人歩きには似合わないというか落ち着かない。登山者が多いからなのだろう。
山頂
大菩薩嶺山頂

 最初に大菩薩嶺の山頂に行く為に唐松尾根のコースを選んだ。全コースの中では一番急のようだが、大した斜面ではない。広い遊歩道のような道を登っていくと段々道幅も狭くなり一面ササの道になる。途中道が広くなっている所が時々あるが、そこは富士山のビューポイントのようで、振り返ると眼前にまだ雪をつけた富士山が見える。

 今日はあいにくの曇空で白い背景に雪景色では写真写りが良くないが、実際には、もっと鮮明に見える。

 斜面を登り切ると、雷岩と呼ばれる岩が露出している所に出る。ここから左に行けば山頂、右に行けば峠だ。山頂へは一旦林間に入るが緩やかな道で10分ほどで着いてしまう。周囲は樹木におおわれ視界は良くない。人気がないというか話題にならないはずだ。

 この山のメインは雷岩から大菩薩峠への稜線にあると思う。周囲を覆う立木はほとんどなく、すばらしい眺めが眼前に飛び込んでくる。こんな天気でも富士山が目の前に見えるし、南アルプスの山並も近くだ。

大菩薩峠
大菩薩峠
 雷岩から大菩薩峠は緩い斜面が続き歩きやすい。急いで歩いては勿体ない。ここは休憩したりして景色を堪能しながらノンビリ過ごす所だ。

 大菩薩峠にも大きな碑が建っているが、直ぐ脇に介山荘というみやげもの売店を兼ねた山荘が建っている。余りに近いので少々興醒めでもある。

 両側に土産物が並ぶ間を通り抜けると、下山道がある。この道は物資の運搬用にも使われるようで、車一台通れる林道のような道だ。木々の間で鳥たちが啼いているが、稜線の景色に圧倒されて、帰り道は何となく物足りなさも感じる。

 勝緑荘を通り富士見山荘に出る。ここも富士山のビューポイントで、小屋の前に展望台が作られている。わざわざ登らなくても、よく見える。

 短時間で登れたので、いつものように近くの山をもう一つ、とも考えたが、すばらしい景色の印象が薄れる方が惜しいので今回は早めに帰宅した。名古屋からワザワザ行くほどの山ではないかもしれないが、周囲の景色だけは素晴らしい。周囲の山々に雪があり、空気の澄んだ季節に歩くのが最高かと思われる。


中央道・勝沼インタへを出て「大月」方面に進む。最初の信号で塩山の標識が出ているので、それに従い左折。真直ぐ進み、等々力の信号を右折して国道411号に入る。ここにも塩山方面の標識が出ている。あとは411号を道なりに行けば、大菩薩峠・雲峰寺の標識が出ている所を通るので、そこを右折して林道を登っていけば登山口に至る。

余談であるが、コンビニはインターを出てから411号に入るまではない。、また411号も塩山駅を過ぎた辺りからなくなるので、食料は早めに。最近は高速のパーキングもコンビニ化して弁当などを売っている。